じぶんロードマップ

Step3セカンドキャリアの
必須科目、
学びと仲間づくり
WILLを中心にキャリアの棚おろしをしよう

学びと仲間づくりは、セカンドキャリアの土台

長い長いセカンドキャリア期間。
「次のキャリアを意識し始める年齢」は、調査結果によると、45歳(※1)

※1 (株)パーソル総合研究所「働く1万人成長実態調査2017」

 

 

例えば、22歳で社会人となり、45歳迄を「キャリアの第1段階」とすると、23年間。
45歳から、企業が就業機会の確保を努力義務化された70歳迄を「キャリアの第2段階」とすると、25年間となります。実はセカンドキャリア人生の方が長いのです。

 

第1段階で、上司や職場、業務内容など、様々な経験をされてきたあなたでも、次のセカンドキャリアは行き詰まったり、想定外の事態が起こったり・・・と苦難が訪れることもあるでしょう。
この山あり谷ありを乗り越え、人生100年時代を充実させていく上で、このStep3は土台となる、一番重要なものです。

 

立ち戻れる場所をもとう

セカンドキャリアは、キャリアの第一段階のように、よーいドン!で一斉にスタートすることはありません。そして、正解もありません。

 

日本の平均寿命は、1970年から2019年までの約50年の間に、男女共ほぼ10年伸び、男性81.41歳、女性87.45歳となりました(※2)。そして、この平均寿命の伸びは、まだまだ続くと見込まれています。

つまり、世界のどの国でもまだ起こっていない、長いセカンドキャリアを経験していくのが、私たちであり、学びと仲間づくりは、正解のないセカンドキャリアを歩む中で、いつでも戻れる原点、港のような場所です。

※2 厚生労働白書

人生100年時代の学びと仲間づくりが、成長を加速させる

キャリア観を棚おろししよう

土台の学びとは、ご自身のキャリア観の再確認です。
キャリアを考えるフレームワークとして「Will/Can/Must」を目にされたこともあるでしょう。

 

ご自身のこれまでの経験・スキルを振返り、言語化する、このシンプルなアクションがかならず必要です。そして、そのコツは、仲間と一緒にやること!

 

仲間が教えてくれる意外な強み

ご自身の強みは、ミドルシニアになると特に、「自分にとっては当たり前のこと」になります。つまり、ご自身で経験やスキルを棚卸ししても、ご自身の強みは見つかりにくいのです。
ここでいう仲間は、昔からの友人である必要はありません。新たな仲間こそ、真っ新な目から、フィードバックをしてくれる可能性があります。

 

自分と向き合う=恐怖感

自分のキャリアに向き合うことは、怖さもあるでしょう。「自分の経験は、潰しがきかないから」という言葉もしばしば聞こえてきます。これも、仲間と一緒に取組むことで、えいやっと言語化に進むことが出来ます。

 

セカンドキャリアの土台となる、学びと仲間づくり。
ぜひご一緒していきましょう。

やってみた!実践例

セカンドキャリアを歩む仲間の実践例を見てみましょう。

セカンドキャリアだからこそ、Willを大切に扱う

WILL(やりたいこと)に目を向けよう

キャリアを考えるフレームワーク「Will/Can/Must」
世代を問わず使えるフレームワークですが、経験を積んだミドルシニアは、つい自分の出来ること「Can」と、会社や家族から求められること「Must」に偏り、「Will」を置いてきぼりにしがちです。

 

セカンドキャリアを考える上では、Willが見つからない、Willが漠然としている・・・と難しさを話される方が数多くいらっしゃいます。
これは、個々のスキル不足が原因ではなく、現在のミドルシニアの皆さんがキャリアを築かれてきた、時代背景によるものです。

 

誰もが同じスタートラインにいます

「就職」ではなく「就社」と言われ、会社に言われるままに転勤・異動することが「当たり前」とされた時代が長く続きました。
転職経験のある方は、上司に離職を申し出た時に、「けしからん」「裏切りだ」との厳しい言葉を浴びせられた記憶のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、家族の反対を受けながら、単身赴任を余儀なくされた方もいらっしゃることでしょう。

 

「就社」という価値観の時代は、自らのキャリアの「Will」を問われることはありませんでした。
そこに、突如現れた「人生100年時代」この幕開けは、リンダ・グラットンさん・アンドリュースコットさんが「ライフシフト」という本を出版された、2016年。まだ10年も経っていないのです。
つまり、キャリアの棚卸・言語化は、初めて取り組む、という方がほとんどなのです。

 

転職経験のある方でも、履歴書作成で「経験・スキル」つまり「Can」の棚卸は出来ても、「Will」まで扱うことは残念ながら少ないようです。
いっそのこと、初心者マークと割り切り、一から学びを始めましょう。
完成度を求める必要はありません。やりながら、アップデートしていけば良いのです。

やってみよう!ミニワーク「心に残る人」

  1. 1.子どもの頃、10~20代、社会人になった後で、尊敬する/していた人や、魅力を感じていた人を思い出しましょう
  2. 2.それぞれの人の、何が魅力だったのでしょうか?発言、行動、出来事を思い出し、書き出しましょう
  3. 3.最後に、会ってみたい人と、その理由を書きましょう

 

上記をやってみて、あなたの「心に残る人」に、共通するところはありますか?
特にぐっときたワードを、赤丸で囲って眺めてみましょう。