素敵なセカンドキャリアに繋がる迷走生活

京都大学大学院農学研究科の助教授を経て、現在は青山学院大学総合政策学部教授で教鞭をとられる福岡伸一先生、生命哲学「動的平衡」で有名（誤解を恐れず一言で言えば、生命現象は合成と分解のようにプラスとマイナスの中で安定しているとの考え）。
さて今回の話題である迷走生活はアップ系の交感神経系ばかりを活性化するのではなく、リラックス系の副交感神経系（迷走神経が含まれる）も大事にして心身共に健やかに人生１００年時代を生きようとの話題。研究の第一線を降りても先生は、少年時代や若かったころの好きなことを思い出し、好奇心を忘れずに研究以外の好きなことも学び（もちろん専門の研究も）、学んだことを発表されることを自然なスタイルで実践されている。その一つが新聞の書評欄のお仕事であるが、この仕事を通じて、偶然、“我々世代のなんたってアイドル、小泉今日子さん”と一緒に書評を書くというお仕事をされたそうな。なんとも羨ましい。心穏やかに一歩を踏み出せば、思わぬ展開、素敵なセカンドキャリアに繋がる迷走生活。

迷走生活の方法

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コロナ時代に必読の福岡ハカセのエッセイ集。 「コロナ時代のいま、福岡ハカセの提唱するのは、知的生活ならぬ『迷走生活』なり。むろん右往左往する生活のことではなく、迷走神経を活性化する生き方を目指そう、というもの。

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