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アイドル、やめました。AKB48のセカンドキャリア

2024.03.28

25歳からのセカンドキャリアに学ぶ

この本の登場人物は前田敦子のようにトップになることは叶わなず、むしろAKB等の片隅で活動し、そして去ることになった人達。サラリーマンで言えば社長や役員に成れず会社を去ることになった人達とも言えるか?それでも今、胸を張って語ることのできるキャリアに進んでいる。そのキャリアは、ラジオ局営業、アパレル販売員、保育士、広告代理店社員、バーテンダーと様々。共通した特徴は、トップになることは無かったがアイドルはやり切ったとの思い。アイドル時代からも自分だけでなく周りを支えるために頑張れる性格。セカンドキャリアを選ぶ時に、昔自分が好きだったことを思い出してやりたいことを選択。それに向かって努力し、周りから理解を得て、必要とされるようになっている。直接的ではないもののアイドル時代に獲得したスキルが知らず知らずのうちには役立ってはいるようだ。モーニング娘がデビューした頃から山口百恵のような特別な人でなくても、虎の穴での訓練に耐えられればアイドルの仲間入りがができるようなった。そしてその人数は職業と呼ばれても良い人数に増加。その職業から25歳でセカンドキャリアを歩むことになった人達。しかしこの本で胸を張って語ることのできるキャリアを進んでいる彼女達から学ぶことは、もうすぐ定年を迎えるサラリーマンにも多い。

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AKB48グループを卒業しセカンドキャリアに挑む元アイドルたちを、 自らもSDN48から会社員を経てライターとなった大木亜希子が追跡取材するノンフィクション企画。