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【研究結果】人生は「英雄気分」で楽しんだもん勝ち、だった

2024.04.12

作成した人生曲線を英雄の旅のように語る

自己の人生を「英雄の旅」として捉えることで、より意味のある生活を送れるという研究結果が報告されている。
アメリカとカナダの研究者らは、2678人の参加者を対象に研究を実施。彼らは、神話学者Joseph Campbellによって1949年に最初に提唱された「英雄の旅」を、現代人の生活に適用する方法を探求した。
Campbellが論じた17段階を7つの要素に簡略化し、さらにそれを21項目の「英雄の旅尺度(HJS)」に落とし込む。これを用いて、人々の人生物語が「英雄の旅の構造とどれだけ一致しているか」を測定したという。
研究の結果、自己の人生を英雄の旅のように語る人々は、新しい経験や野心的な目標、協力的な友人などを所有することが明らかになり、大きな挑戦においてより強い回復力を備えていることが示された。
また研究チームは、参加者に人生の「再物語化」を提案し、自己の人生を英雄の旅として捉え直すよう促したという。これにより、彼らは自分の人生をより意義深いものと考えることができ、日常生活の課題への対処能力も向上したと報告されている。
このページの引用ホームページ原著を見てみると「英雄の旅」は主人公(プロタゴニスト)が元居た場所を離れ(シフト)、新たな場所で課題を探し(クエスト)、その途中で味方(アライス)を得て、挑戦することにより(チャレンジ)、変身(トランスフォーメーション)し、新たに財産(レガシー)を得て、成長した主人公に。そして主人公はまたその場所を離れ・・・。この「英雄の旅」はスターウォーズの映画を創る時にも参照されている。さらに原論文を読みたい方はこちら()。

<外部リンク>

【研究結果】人生は「英雄気分」で楽しんだもん勝ち、だった出世を放棄すると人間関係はラク(日刊SPA)