じぶんロードマップ

Step6年に1度の!?
セカンドキャリア健康診断
あなたの「次のじぶんProject」を書いてみよう

セカンドキャリア、2歩目3歩目は自然に…

Step6にたどり着いたあなたは、「今までやっていなかったこと」「初めてのこと」に試行錯誤しながら取り組む中で、セカンドキャリアの引き出しを自然に増やされたことでしょう。
ここまでのStepを振り返ってみましょう。

 

 

最初にセカンドキャリアを考え始めた時を思い出してみると、ご自身でもびっくりする程の変化があったのではないでしょうか。世界最高齢プログラマーと言われる、若宮正子さんは「70代は伸び盛り」とおっしゃいます。まさに、「成長に年齢は関係ない」ということを、今実感していませんか?

 

セカンドキャリアの最初の一歩は、コンフォートゾーンから飛び出す重たさがありますが、2歩目、3歩目は、「気づいたら出ていた」というくらい、自然に踏み出されています。これは、周囲の期待や外からの依頼ではなく、ご自身のWill(やりたいこと)を軸にしたからこそ。Willから積み重ねた行動は、仲間や内省の力を借りながら、軽やかに次に繋がっていきます。ここまで来たら、「次のじぶんProject」はもう最終コーナーです。

予期せぬ未来への備え、セカンドキャリアの健康診断

世界の先陣を切って、高齢化が進む日本。寿命が伸び、働く環境が変わる中で、人生100年時代は始まったばかり。これからのセカンドキャリアに、ロールモデルは存在しません。

 

数十年続いていくセカンドキャリアの中で、家族の介護や移住、実家の処分、会社の制度変更や仕事内容の変化など、思いもよらない出来事の1つや2つ、必ず起こるでしょう。

 

今描いている青写真が、そのまま何年も使える、という前提を捨てましょう。
代わりに、毎年アップデートの機会を持つのです。

 

年1回、スケジュールを調整し、何時間もかかる健康診断で身体をくまなくチェックしてもらうように、セカンドキャリアも、定期的に棚卸、更新していくことで、人生100年時代を生き抜く軸が磨き上げられていきます。

 

これまでのキャリアは、時間を惜しんで積み上げ、ひた走ってきたことでしょう。
これからのセカンドキャリアは、上手に立ち止まり、メンテナンスしていくのです。

やってみた!実践例

  • 毎年9月に、お気に入りの場所でのリトリートをとり入れています。訪れた時に、翌年の予約をするので、欠かさず継続出来、次の楽しみが生まれます。行く季節もほぼ同じなので、昨年からの自分自身の変化を捉えやすく、施設のオーナーやスタッフの皆さんにも、「●●さん、ずいぶん穏やかになったね」などフィードバックを貰える仲になりました。とても大切な時間と場所です。
  • 勉強仲間と、毎年1回必ず旅行を企画し、実行しています。毎年、メンバーのゆかりのある土地を選んで訪ねるのですが、長い付き合いの仲間でも、新たな一面が見えたり、新しいインプットや刺激があり、いい縁だなと感謝しています。夜は必ず温泉に入り、この1年の出来事を報告し合ったり、次にやろうとしていることを相談したりする時間になっています。普段なかなか会う機会の少ないメンバーもいますが、だからこそ、お互いの変化が分かり、貴重な仲間です。

再びコンフォートゾーンに収まらないために

セカンドキャリアを考え始めた時は、あれこれ情報収集をし、どきどきしながら練習に踏み出したとしても、再びそこはまた安定した居心地の良いコンフォートゾーンになっていきます。
これは、新入社員が組織に慣れていくことと同じで、誰しも時間の経過と共に、自動運転に切り替わっていくのです。

 

大切なのは、立ち止まって、見直す機会を設けること。
そして、再びStep2のように情報収集を始めたり、Step3でやったキャリアの棚卸をすることにためらわないこと。

 

何度でもスタートラインに立ち戻ろう!

人生は右肩上がりではありません。
バブルやリーマンショック、災害など、これまでの経験から、それをよく理解しているはずのベテランでさえ、「戻ることは恥ずかしい」「またゼロからスタートなんてもう出来ない」と枠をはめてしまいがちです。

 

タイムフレームを捨てよう

「もう●歳だから出来ない」と思っているのは、自分自身。セカンドキャリアを活き活きと過ごしていく上で、一番のボトルネックは、自分自身の無意識や思い込みかもしれません。

 

人生は行きつ戻りつ、迷路のように感じることもあれば、じっと立ち止まることもあるでしょう。
人生100年時代のロールモデルはいません。
新たな気がかりやもやもや、Willが出てきた時は、躊躇なく、もう一度、次のじぶんProjectを立ちあげましょう!