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経験学習における“リフレクション”は、どうすれば効果的に行えるか?

リフレクションを行く究極的な方法は越境学習

コルブの経験学習サイクルは、リフレクションのプロセスが明確に描かれていないことが欠点。この欠点を改良したのがグラハム・ギブスのリフレクティブ・サイクル。個人は以下の6ステップから構成されるプロセスを通して経験から学ぶ。

(1)「事実の記述」のステップは、出来事に対する判断を下したり結論を出す前に、「何が起こったか」「何をしたか」について、ありのままの事実を記述する。
(2)「感情」のステップは、個人が「何を感じたか」「どう反応したか」などを振り返る。
(3)「評価」のステップは、出来事や行動の「何が良くて、何が悪かったのか」を価値判断する。
(4)「分析」のステップは、状況を理解し、出来事の原因を考える。
(5)「結論」のステップは、(1)~(3)に基づいた経験および分析から結論を考える。
(6)「アクションプラン」のステップは「もう一度、同様のことが起こったらどうするか」を考える。

そしてリフレクションには他者の支援が重要。様々な他者から、客観的な意見をもらう「内省支援」、励まされたり、褒められたりする「精神支援」、教えられたりアドバイスをもらう「業務支援」を受け、より効果的にリフレクションが行える。
また、取り組むのが難しいが、最も強力なのが「クリティカルリフレクション」。既に持っている信念・価値観・前提の妥当性を検討し、改定するリフレクション。これを行うには「自分にとってのホームとアウェイを行き来することによる学び」である越境学習を行うことが有効。自社とは異なる地方の企業での副業やプロボノもその一つ。

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